電力自由化に関する認識調査では認知度はほぼ100%。その内「詳しく知らない人」は90%弱となっています。
インターネットアンケートサービス「NTTコムリサーチ」では、全国の18歳から69歳の男女を対象に平成28年5月30日と31日の2日間で、「電力自由化」についての調査を行いました。有効回答件数は1,447件だったとのことですが、調査結果によりますと「電力自由化」の認知度は「なんとなく知っている」を含め、ほぼ100%だったようです。そのうち「詳しく知っている」と回答したのは10.8%でした。この回答結果から想像するに、「電力自由化」という言葉はよく耳にするのでなんとなく知っていて、詳しくまでは知らないといった方はまだまだ1割程度といった結果なのでしょうね。この調査で浮き彫りとなったと思うことがあります。それは、政府や一般電力会社そして新電力会社などが、もっともっと「電力自由化」の背景などを含めて、しっかりと説明していく必要があるということでしょうね。せっかく電気の購入先を自由な競争原理によって選択できる権利を得た訳ですから、安全で少しでも安価に購入できる仕組みを広め、利用者が賢い選択ができるように提案していく必要がありますね。
一般電力会社より新電力会社に変更する意思などの調査について
同様の調査回答によりますと、一般電力会社より新電力会社に「変更するつもりで具体的に検討している」のは1.7%で、「すでに変更した」の4.4%を含めると、変更を具体的に検討した割合は合わせて6.1%となります。他方、「様子見」をしている世帯は63.9%と非常に多く、しばらく様子をみたいとしていることがわかりました。この「様子見」と回答された方々は恐らく「詳しく知らない」と回答した方々が大半で、それこそ理解不足からくる何ものでもないと推察されます。こういう意味でも私たちが丁寧に説明を繰り返していくことが重要だと改めて認識させていただきました。
一般電力会社より新電力会社に変更された方々の理由について
同様の調査回答では、一般電力会社から新電力会社に「変更した」・「変更を考えている」といった理由の最上位は、「電気料金が安くなりそうだから」で58.0%となっています。その他の理由としても「電気料金の削減に迫られたから」だとか「インターネットや携帯電話とのセット割引があるから」といった、電気料金の値下げに関する内容が圧倒的に多いようです。しかし、私は思うのですが、安さだけで本当に変更を決められたのでしょうか。もっと大切な理由として、安心安全というキーワードが重要であると私は思うのです。恐らく変更された皆さんは料金が安くなる賢い選択と併せて、安心して利用できること、安全に供給されることも担保できたからこそ、一般電力会社より新電力会社に変更されたのだと考える次第です。この選択をされた方々にとっては電気料金を格安に利用でき、家計や事業収入に大きな利益となっています。そして、安心と安全は今までと同じように配慮されることで大きな満足を得てみえます。このように安心で安全な電気料金を格安にされたい方々は是非お問合せをいただきますようお願い致します。