太陽光発電は、お家が発電所になるため、
自産自消が可能な、災害時にも活用できる魅力的なシステムです。
2012年7月にFIT法※が導入され、太陽光発電は急速に広まりました。
※ FIT法(固定価格買い取り制度):エネルギーの買い取り価格を法律で定める方式の助成制度
形あるものいつかは寿命がやってきます。
しかし、
それは役割を全うしたものの廃棄という道かもしれませんし、
実はリユースが可能なほど能力があるかもしれません。
太陽光発電システムを設置したばかりの家主様も
事前に撤去および処分費用等について知っておくと、
慌てることなく対応できます。「備えあれば患いなし」です。
住宅用太陽光発電設備でパネルが20枚の場合、
撤去費は約10万円、運搬費とリサイクル費用は合わせて約5万円が相場です。
撤去から処分費までをトータルすると約15万円となります。
撤去&処分については、ソーラーシステムを設置した時の工務店様や近所の工務店様、
販売業者様に連絡していただくと対応してくれます。
業者に依頼する場合、撤去後のソーラーシステムは「産業廃棄物」として、
業者が責任をもって処理します。
できれば、お見積りは最低2社以上をとられることをお勧めします。
撤去費用については、主に人件費になりますので、
誰がやっても大きく変動することはありませんが、
処分費用については、パネルの状態や地域、持ち込み先の業者、
アルミや鉄などの資源価格の変動等によって異なる可能性があるためです。
複数の業者から見積もりをとってしっかり内容を吟味することをお勧めします。
しかし!
撤去の前にリサイクル業者様にご相談されることをお勧めします😊
部材を資源化するリサイクルだけでなく、中古販売によるリユースも注目されています。
太陽光発電設備の劣化状態によるので一概には言えませんが、
長州産業さんなどの国内メーカーの製品であれば
10年以上使用していたとしても中古として販売が可能なことが多々あります。
リサイクル企業一覧など詳細については、ページの最後をご覧くださいませ。
もしも、自分で撤去される場合は、
「産業廃棄物」ではなく、通常の家庭ごみと同じ区分である「一般廃棄物」として扱われます。
この場合、パネルとしては同じ「モノ」でも、なんと!法律上の廃棄物としての扱いが変わります!!
産廃業者は、産業廃棄物を処分するための許可を持っていても一般廃棄物を処分するための許可を持っていない場合があります。
一般廃棄物の許可を持たない産廃業者に廃棄を依頼することはできません。
ですので、
ご自身で撤去される場合は、事前にお住まいの市区町村のゴミの担当窓口に相談することをお勧めします。
市区町村に相談なく「一般廃棄物だから、いつものゴミ収集場所にパネルを置いとこ~」きっと、収集車は回収してくれないでしょう。
このように誰が撤去するかによって撤去した後の対応が変わってくる可能性があります。
撤去者の違いによって、法律上の廃棄物としての扱いが変わるので事前の確認がとても重要です。
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)が
太陽電池モジュールのリサイクル&リユースが可能な企業の一覧を公開しています。
リユース&リサイクルできれば、環境負荷が低減できるだけでなく、
家計にもありがたいことが起こるかもしれません。
太陽光発電設備の劣化状態によるので一概には言えませんが、
長州産業さんなどの国内メーカーの製品であれば
10年以上使用していたとしても中古として販売が可能なことが多々あります。
リユース&リサイクルできる可能性もございますので、廃棄の前に
お近くのリユース&リサイクル企業にご相談してみることをお勧めします🙌
適正処理(リサイクル)の可能な産業廃棄物中間処理業者名 一覧表
http://jpea.gr.jp/pdf/t180827.pdf