「助成金」制度がもたらす利益の増加と経営基盤の安定化について
中小規模事業主の皆様がそれぞれの事業において、200万円の経常利益を上げることができたとした場合、売上はどの程度の額が必要であったのかお考えいただきたいのです。一般的にサービス業での経常利益率は2%前後と言われていますので、つまり、経常利益額200万円であれば売額に占める割合(構成比率)が2%なので、売上額は1億円(200万円/0.02=1億円)ということになります。中小規模事業所様ではこういった新規の売り上げを、毎年積算することはかなり難しいことではないでしょうか。バリバリの営業マンが居てどんどん売上を持ってきてくれる、また、市場(マーケット)が盛大で放っておいても売れる商品を持っているなど、一部にはそのような事業所様も存在しているのかわかりませんが、なかなか現実にはあり得ない話だと思います。でも、助成金制度では単純に条件を満たせば、そっくり「お金をあげますよ」ということなので、この例で申し上げれば、200万円は純粋にキャッシュの増加と利益の増加となりますし、売上に換算した場合は1億円(200万円/0.02)の売上を達成したのと同様の意味になります。このように、助成金制度を上手に活用することで、より経営基盤を安定させ更に盤石にして行く仕組みこそが助成金制度だと思っています。
「助成金」制度がもたらす事業所の安定化と信頼性
他方、助成金制度はそれぞれの事業者(大手含む)が収めた雇用保険料を原資としています。その原資によって助成金制度が成り立っていますので、国は企業の労働条件を整備しようという大きな目的があります。受給の条件を満たすためには、法令に定められた労働条件を整備し、雇用保険料や労災保険料を納めている必要があります。裏を返せば、助成金制度を受給できたということは、法令を遵守し健全な事業者としての国のお墨付きをもらったという意味でもあると思いますので、ますます、自事業所様のイメージアップにもつながっていくものと確信いたします。このような意味を持つ助成金制度を上手く活用し、経営基盤の安定と雇用の安定を図っていきたいとお考えの事業主様、是非、弊社に一役担わせて頂きたく存じ上げます。